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まんが作品の進捗を一目で分かるようにする方法[CLIPSTUDIO]

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こんにちは、ぞえ(@kz_sue)です。

2016/4/21に発刊した「残業を減らし定時で帰る仕事術~SE女子のタスク管理奮闘記~」は私にとって初めての長編作品でした。

100ページにも及ぶ作品を作成し始めるときは、終わりが見えない気がして着手することすら嫌になります。(少しずつでも着手いていればいつかは終わるんですが。。。)
そんな中、執筆のモチベーションを少しでも維持しようと、作品の進捗を見える化することにしました。

私がブログのイラストやまんがを描くのに使用している、「CLIP STUDIO PAINT EX」(以下クリスタ)というソフトでの方法をご紹介致します。

まんがを描く工程は大きく分けて4つ

私はまんがを描くときの工程を以下の4つに分けています。(別途プロットがある場合)
「④色塗りフェーズ」で背景を含む仕上げを行い、1ページが完成します。

  • ①枠線・台詞入れ
  • ②下描き
  • ③ペン入れ
  • ④色塗り

現在どのフェーズまで終わっているかによって残りの作業も分かります

フェーズ毎に色分け

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というようにフェーズ完了毎の色を決め、その色を各ページに塗っておきます。(進捗枠とします)

クリスタでは作品内のページを一覧で見ることができるため、作品を眺めて「青」枠があるページが多いと「こんなにも描いたんだ!」と前向きな気分になれます。
(逆に「赤」枠が多いと「こんなに描かなきゃいけないページあるんだ…」とがっくりくるのであんまり見ないようにします。)

仕上がり画像に影響を与えない方法

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クリスタの「下描きレイヤー」機能を使用します。

「下描きレイヤー」とは、任意のレイヤーを「下描き」に設定することで、画像を書きだすときにそのレイヤー対象に含めないようにできる機能です。(設定を変更することで含めることも可能です)

進捗枠を「下描きレイヤー」に配置することで、完成原稿として画像を書き出す際にいちいち進捗枠を非表示にする必要もありません。
また、トンボと呼ばれる原稿用紙の目印の外(印刷範囲外)に色を置くことで、原稿作成時の邪魔にもなりません。

見える化でモチベーションを維持

あとどれくらい作業をすればいいのか分からない…、一体いつまで作業をすればいいのか…、という状況ではやる気が出ません。

この章を描き上げるにはあと何ページ、このページを描き上げるにはあとこのくらいの作業、ということが一目で分かることで、今日はこのページの何色までは進めよう!とこつこつ描き進めることができました。

岡野純さんのやる気クエストにも載っていましたね。

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「今絵を描き進めることでフェーズが進む」
とリターンを自分に明示してあげることで「いつか終わる」は夢物語じゃないんだよ、と。
(こんなに大量のページ描き終わらないよ!!って嫌になることがよくあるので)

また、描き終わったページについても一目で分かるので、作品の途中で気持ちが挫けそうになっても「今までこれだけ描き上げてきたんだからいける!」とモチベーションの維持にも一役買ってくれました。

どんな長編作品も日々の作業の積み重ねです。少しずつでも毎日描き続けていればいつかは描き上がるものです。
その積み重ねがしやすいような環境を整えるのもまた作品づくりのうちなのだと思いました。

本記事の内容は下記のツイートを参考にしております。ちょうどタスク管理本を描き始める前に出会い、助かりました。

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