こんにちは、手術前に色々検査を受けていたぞえ(@kz_sue)です。
思っていたよりも本格的な検査を受ける羽目になってしまい、人生初のCTスキャン検査もMRI検査も体験してきました。
実際受けるまでよく分からなかった、似たような検査の違いをまとめておきます。
受けてみた感想がメインで、技術的な話は記載していません。
何を調べる検査なのか
触診や問診など、外からの検査では分からない、身体の内部を知るための検査です。
婦人科の触診では超音波検査が一般的ですが、それだけでは詳細(腫れてる卵巣の中身とか)は分からないようです。
私の場合は、超音波検査で卵巣がかなり腫れているのは分かっているけど本当に手術が必要なのか、必要ならばどんな手術になるのか、を判断してもらうために検査を受けました。
CT検査とMRI検査の違い
どちらも身体の内部を知るための検査ですが、受けてみてわかった違いは以下の通り。
CT検査
- 検査箇所にもよるが、5~10分で終わる
- 機械はそんなにはうるさくない
- 体は固定されない
MRI検査
- 検査には同意書が必要
- 時間がかかる(30~40分)
- 機械がかなりうるさい
- 体ががっちり固定される
- 検査箇所によっては造影剤を使うこともある
それぞれ詳しく書いていきます。
CT検査をさらに詳しく
私は骨盤周りの検査だったため、下だけ病院が用意してくれたジャージに履き替えて検査を受けました。ドキドキしながら検査室に入って、丸い穴の開いた白い機械の中で横になっていましたが、5分ほどであっさりと検査は終了。すごく緊張していたので拍子抜けでした。
画像も診察の際に見せてもらいましたが、自分の輪切り画像というのはなかなか不思議。しかし、CT検査だけではデータ不足だったようで、MRI検査も受けることになりました。
そういう決まりなのか分かりませんが、CTスキャン検査のデータも後日もらえました。私の場合、途中で病院が変わったためかもしれません。
MRI検査をさらに詳しく
骨盤周りは複雑らしく、注射で造影剤を投与されました。人によっては副作用もあるようです。私は検査中も、そして検査後も特に具合が悪くなることはなく、普段通りに過ごせました。
下だけ履き替えたCT検査とは違って、上下検査着に着替えて受けました。そして、「音がうるさいからこれ付けてね〜」とヘッドホンを渡されましたが、正直ヘッドホンの効果は感じられないほどうるさいです。ヘッドホンから音楽を流してくれていますが、やっぱりうるさい。音楽ほとんど聞こえない。
しかし、そんなうるさい音も10分以上聞いていると段々慣れてきます。そしていつまでも続く規則的な音に眠くなってきます。
「ちゃんと撮れなくなるから寝ないようにね」(寝てしまうと寝返り打ってしまうため)と言われていたのにも関わらず、どうしようもなく眠くなってきます。ちょっと意識飛びかけていましたが、何とかデータは撮れました。
注射も怖いし、30〜40分も同じ姿勢は辛かったですが、検査技師のおじさんがとても優しく、緊張もほぐしてくれたため、比較的リラックスして受けることができました。
MRI検査の場合も診察時に取ったデータを見せてくれました。こちらも「家でもパソコンで見れるよー」とCD-Rをもらいました。見ても分かりませんけど…。
私の場合、この段階で「卵巣に血が溜まっている。悪性(癌)の可能性はかなり低い。」と判断されました。手術も受けましたが、実際その通りでした。
切らなくても中身が分かるの、すごい。30〜40分耐えた甲斐がありました。
まとめ
CTスキャン検査 | MRI検査 | |
---|---|---|
時間 | 短い | 長い |
お金 | 安い | 高い |
精度 | 低い | 高い |
使われ方としては、CTスキャン検査で分からなかったら次はMRI検査、ということなのでしょうか。
正直受ける側としては、はじめからMRI検査でいいじゃん…と思いましたが、CT検査で分かるものにMRI検査を使うのはオーバースペックなのでしょう。何を調べたいかによっても変わってくるのだと思います。
患部の詳細が分かることで患者としても安心できます。必要になったときは、怖がらずに受けてみてください。(必要にならないのが一番ではありますが)