「SE女子の日常」がKindle本になりました!

薬を飲むほどひどい生理痛なら早めに婦人科行っとかないと手術コース

こんなツイートを見かけました。

手術を経験した身としては由々しき事態だなぁと思います。このままいくと20代で手術コースよ?もしくは卵巣破裂するかもよ?

現在31歳の私は28歳のときに婦人科行ったら即手術コースでした。投薬治療だけで済ませるには手遅れでした。

「生理痛がひどい=病気」という認識がなかった

生理がはじまったのは確か小学四年生。ちょっと早め。中学生になると生理痛が酷くて母から勧められてバファリンを飲んでいました。高校生のときはテスト受けてる最中に吐き気を催してトイレで吐きました。薬は飲んでいましたが、生理の影響は腹痛だけではないのです。テスト中だろうがなんだろうがこっちの都合なんてお構いなし。生理とは難儀なものです。

生理のたびに薬(鎮痛剤)を飲んでいた私ですが、学生のころは病院(婦人科)には行きませんでした。生理は毎月規則的にきていたし、私も母も「生理痛がひどい=病気」という認識はなかったのです。インターネットも発達しはじめた時代で、他の人はどうか、なんて情報は得られません。母と、妹と、私。家族内の経験しか共有されません。そして薬を飲まねば耐えられないほど生理痛がひどいのは私だけでした。逆に、生理が不規則で悩んでいた妹は病院へ行っていました。同じころ、私も病院へ行っていたら手術をしなくて済んだかもしれません。

20歳の子宮頸がん検診もサボった

20歳になると自治体から子宮頸がん検診のクーポン?が送られてきます。私はあまり覚えていないのですが、送られてくるようです。しかし、20歳といえば大学3年生。私は親元を離れて県外に進学していたので、クーポンが届いた高知県には年に数回帰るだけです。年に数回帰省するだけの地元で、検診なんて行くと思う???私は行きませんでした。ここで検診に行っておけば手術をしなくて済んだかもしれません。

こいつはいよいよやばいと思って28歳で婦人科へ→一発アウト

社会人になってから、会社の同期と生理痛の話をするようになり、「薬を飲むほどひどいのは病院に行った方がいい」ということを知りました。その頃には生理痛に関する体験談がネット上に溢れていました。体験談を読むにつれて、「私はきっと手術コースだ」という確信が深まっていきます。塊のような血は出ていたし、薬飲まないと動けないし、症状がもろチョコレート嚢胞です。そこまでいくと現実を知るのが怖くて病院へ行けなくなっていました。

しかし、社会人になって数年が経ったある日、今までの生理痛とは明らかに違う腹痛に襲われました。めっちゃ痛かった。死ぬかと思った。「何かが変だ」と思った私はようやく重い腰を上げて婦人科へ行ったのです。

で、一発アウト。婦人科の先生には「なんで20歳の子宮頸がん検診に行かなかったの!!!」と怒られる始末です。めっちゃ怒られた。その後、CTスキャンとMRI検査を経て子宮内膜症という診察結果でした。小さな婦人科では対応できない、ということで大きな総合病院に行き、「今すぐじゃなくていいけど、一年以内には手術しておかないとね」って。予想はしてたけど、本当に手術コースだったかー!!!良性で良かった、と思うべきなのか!ガンじゃなくて安心したけど!

手術自体も「もうやりたくない!」という程ではないけれど、できればしない方がいいです。お金もかかるし、身体への負担も大きいし、親の同伴も必要だったし。親元を離れていたので面倒でした。手術から1ヶ月も経てば傷はある程度元通りですが、お腹の傷痕は消えません。手術から2年弱経った今でもうっすら痕が残っています。お腹を人に見せることなんてないから影響はないんですが。

手術をしなくても投薬治療は必要

学生のころに病院へ、もしくは20歳で子宮頸がん検診に行っていれば手術はしなくて良かったかもしれません。でも、何かしらの投薬治療は受けることになったでしょう。

手術をしても、子宮内膜症は治る病気ではありません。生理が続く限り、ずっと付き合っていく病気です。生理が来るたびに卵巣に血がたまるので生理をとめるしかないのです。私は子宮内膜症の薬を飲んで生理がこないようにしています。閉経までずっと飲み続けていくのでしょう。結局は対処療法です。対処療法しかないのです。

(病院の先生には「妊娠すれば生理止まるから進行が抑えられるんだけどね」って言われたけど)

生理をとめずに普通に過ごしていたら3〜4年で再発するそうです。で、また手術コース。そんな馬鹿な。せっかく手術をして血がたまっていた部分を取り除いたのに3〜4年経ったらまた血がたまるだなんて!しかも自然な対処は妊娠するしかないだなんて!そんな馬鹿な!!!それならお金はかかるけど毎朝毎晩薬飲みます!!!!!(一ヶ月約4,000円)

我慢するよりは病院へ

手術をするのがいいのか、投薬治療を続けるのがいいのか、どちらが良いのか私には分かりません。身体への負担を考えると手術コースは避ける方がいいんじゃないかな、と思う程度です。あと投薬治療はお金がかかるけれど、生理こないのはめっちゃラクです。最高。PMSにも悩まされない。最高。

過去を振り返ってみると、ベストだったのは「親元にいるときに(=高校生のとき)親と一緒に婦人科に行く」じゃないかな、と思います。一人だと行きづらいし。28歳で行ったときもめっちゃ勇気いったし。親が引きずって連れて行ってくれるぐらいがちょうど良い。

というわけで、生理痛で悩んでいる当事者の方はお早めに病院へ。子どもが生理痛で悩んでいそうな親御さんは早めに病院へ連れて行ってあげれもらえたらな、と思います。生理痛の原因が何かしら分かるだけでもラクになれますしね。

↓生理が楽しみにはならなかったけど、勉強になった本。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です