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「結婚」にプロジェクトマネジメントを当てはめる〜ステークホルダーは無視できない〜

「ステークホルダー」とはPMBOK(プロジェクトマネジメントに関するノウハウや手法を体系立ててまとめたもの)に出てくる用語で、直訳で「利害関係者」と訳されます。結婚に当てはめて言えば、「結婚をとりまく関係者」がステークホルダーです。結婚をする2人だけではなく、お互いの両親も兄弟姉妹も祖父母もステークホルダーです。なんなら親戚までステークホルダーになり得る!


「結婚は2人の問題だから2人で話し合っていれば問題なし!」と思っていた時期が私にもありました。確かに「結婚生活」は2人で作り上げていく部分が大きいと思うけれど、その前段階、「結婚(法律婚)」はそうもいかないのではないか、と。「家」と結婚するわけではないけれど、そこそこ近くで「結婚」に失敗した事例も聞いて、ステークホルダーをないがしろにするわけにはいかないな、と考えを改めたのです。

具体的な話をすると、結納の有無とか、入籍タイミングとか、2人の間では合意が取れていても、親も含めて合意取れてます???という話です。本当は結納を重視する家だったけど、コミュニケーション不足で食事会で済ませてしまった、、、とかね。後からわだかまりが生まれるやつです。妻の方が実母からマナーがなってないことを指摘されて夫のことが嫌になる…とかね。いやいやいや、要望あるならはっきり言えや!!!!!と私は思うんだけれど、「察して」文化はそう簡単にはなくならないようで。夫側がかわいそうだよぉ…。

私にとって「結婚」は「特定の人と一緒に生きていく上でちょっとお得と安心が得られる制度」でしかないのですが、誰しもそうではないでしょう。特に、ステークホルダーが「結婚」をどう捉えているのか意識しないといけないのです。入籍前に結納もしくは両家の顔合わせは必須!!!な家もあれば、会ったことはあるから親への挨拶は入籍後でもいいよ〜なんなら挨拶なくてもいいよ〜な家もあるでしょう(北添家は後者/挨拶はするけど)。この辺は確認しないと分からない。マナーよりも家の慣習を重視するかもしれない。世の動向を重視するかもしれない。聞かないとさっぱり分からない。

「結婚相手がこう思ってるから、その親もこう思ってる!」ではないのです。親の意見をどこまで採用するか、という話はあれど、思い込みでプロジェクトを進めていくのはなんと恐ろしいことか。「結婚」ってほんと「プロジェクト」だよなぁ…しかもマナーも慣習も絡んでくるとても難しいプロジェクト……。

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