「サイボウズ」の青野社長の裁判をそわそわしながらウォッチしています。2019年3月25日の東京地裁では残念ながら主張が認められませんでしたが、控訴する予定だそうで、まだ終わりではなさそうです。
ほんとは今回の裁判で決まると思っていたんですけど…その分ショックで諦めそうになってますけど……。
ひっそりと「選択的夫婦別姓」を待ち望んでいるのです。
自分の苗字にこだわりがあるわけではない
相手の苗字に変えるのが嫌なわけではありません。「北添」という苗字に愛着はあれど、死ぬまで名乗り続けたい!な熱い想いはそこまでありません。変えたくはないな、と思うけれど。
私が「選択的夫婦別姓」を待ち望む理由はいろいろめんどくさいからです。氏名変更の事務作業が果てしなくめんどくさい。何個変えなきゃいけないの。2年前に引っ越したときの住所変更でさえ未だに何か漏れている気がする。(生活に困ってないので把握を諦めた)
役所系とか銀行とかクレジットカードとかとりあえず大事そうなところだけを押さえておくのもありでしょう。でもさぁ、それだけでもめんどくさい。ネットでパッと変更できるところもあるけれど、役所にはどうしても行かないといけない。待ち時間も長い。あぁめんどくさい。
こんなにめんどくさい作業を何故苗字変えた側がしなきゃいけないのでしょう。ただ結婚しただけで。私が「結婚」という形を考えるのは「その方がお得だから」です。税金面とかさ。それ以上でも以下でもない。結婚の有無は私たちの生活に大きく影響しないのです。
「苗字は女性の方が変える」という決まりがあるわけではありません。彼氏に変えてもらってもいいのです。でも、このめんどくさい作業を相手に押し付けるのも本意ではない。「事務作業大好き!」な相手ならまぁいいけど…好きじゃないだろうなぁ。。。
システム的にスマートじゃない
そもそも、苗字を変えたらいろいろ事務手続きしなきゃいけない、という構造がちっともスマートではありません。
氏名や住所などは個人データです。そのデータをどう管理するのか考えることはデータベース設計を考えることに近いでしょう。最適なデータベース設計とは何か。その1つはデータ更新時は最小限の手間で済むことです。UPDATEはつきものです。
なので、同じデータをあらゆるテーブルに持つのは有り得ないのです。まじで有り得ない。役所や銀行などあらゆるテーブルに同じデータを渡しているからこんなめんどくさいことになっているのです。まじでマイナンバー仕事してくれ。
データベースで考えるなら、マイナンバーが一意のIDで、そこに氏名や住所などの情報が集まってて、役所や銀行はマイナンバーだけを取得してマイナンバーを元に氏名や住所を取得する、、、という設計がスマートでしょう。そうなってくれないかな〜〜〜。
氏名変わっても一箇所だけ!婚姻届出すだけでOK!ならここまで嫌がることはないかもしれないのになぁ、と思います。氏名変わることのめんどくささもありますけどね。周りの目とかね。私にとっては小さくはないけどそこまで大きくもない問題かな。単にめんどくさい。やれば終わりますけど。終わりますけど……