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私が「悪い属人化」を嫌う理由。基本的に仕事したくないんですよね

仕事のマニュアルがないのは信じられない派です。

どうやら、日本企業に勤める人たち(私もその1人でしたが)は、「脱属人化」や「マニュアル化」を避けたがるようです。

私ね、この気持ちがよく分からないのです。

脱属人化やマニュアル化に抵抗する人たち。彼らは、属人化した仕事を回している自分、自分にしかない(と思っている)独自の知識やノウハウに、自分の存在意義を感じているのではないでしょうか?

マニュアル化できる、「あたりまえ部分」を自分で抱え込むメリットが分かりません。「あたりまえ部分」に無駄な労力をかけたがる理由が分かりません。あたりまえな部分はマニュアル化でさくっと済ませて、付加価値を増やす方に労力をかける方が良くない?

また、マニュアル化してしまえば、何も考えずに仕事ができます。基本はマニュアル通りにやればいいのです。考えるポイントが多いとしたら、それはマニュアルの内容が不十分なのです。マニュアル化できる作業をやるならば基本的に考えたくない。疲れちゃうじゃん。何も考えずにやる方がスピードも出るし。

自分だけに来た情報を自分だけが抱え込むのも嫌いです。すぐRedmineやメールでチーム全体に共有します。その情報を自分だけで抱え込み、情報が必要になったときに自分が休んでいたらどうなるか考えてください。休みにも関わらず問い合わせの連絡が会社から来てしまうのではないでしょうか。休みの日に仕事のことなんて考えたくない。情報出しておくから出社してる人で何とかしてよ。そんなスタンスです。(週3SEのときは基本そんな感じで仕事してました。急な依頼で休みの日に連絡来たのは片手で足りる程度)

基本的に仕事したくないんですよね。出社してるときはちゃんとやるよ?責任感もりもりだから望まれている内容はきちんとこなします。でも、本当に何が必要なのかも観察します。要らない仕事は減らします。時間は限られています。その中で私は何を為すべきなのかを考え続けます。言い方を変えればサボる方法を考え続けているのかもしれません。でも誰にも評価されない、感謝されない仕事なんて私にとってはやる意味を感じられない。

私は週3SEをするにあたり、自分で抱えていた仕事内容を見つめ、マニュアル化できそうな「あたりまえ部分」は自分の手を離れるようにしました。もしくは自分用のマニュアル作って何も考えずにさくっとこなせるように。私の仕事の付加価値はそこではないのです。

現SEである同居人もマニュアル化を推し進めるタイプです。理由を聞いてみると、「未来の自分が楽できるから」だそうです。同居人も基本的に仕事したくないタイプ。

マニュアル化やドキュメント作成は会社のため、人のためではありません。まずは自分のために作るのです。それが回り回って他の人のため、ひいては会社のためになるのかな、と思います。

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