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対面でなくても仕事はできる。リモートワークの実態

平成30年7月豪雨の影響により、電車通勤ができなくなった時期がありました。強制的に新幹線通勤。片道3時間。いや、週3日だろうとまじで無理です。勘弁してくれ。

「この緊急事態の中、出社しろって?何考えてんの?今こそ在宅勤務でしょ」という内容を当時の上司に相談したところ、管理職が動いてくれてぷちリモートワーク(家で仕事じゃなくて近くの事業所に出社)が実現しました。それでも新幹線通勤しろって言われたらそれは無理だからじゃあ会社辞めるね、って言おうかなと思ってました。実は。この時期、すでに辞めたい旨は伝えてたんですよね。最後の切り札出さずに済みました。

2018年7月17日から9月7日まで、と約2ヶ月の短いぷちリモートワーク期間でしたが、業務には何も支障がありませんでした。びっくりするほどいつも通り。

やり取りはメールとチャットとRedmine

そんなに急ぎじゃない内容はメールで、軽めのやり取りだったり急ぎの内容はチャットで、業務の進捗や依頼はRedmineに残して、という感じで仕事してました。ぷちリモートワーク関係なく、普段からこうでした。仕事をするのに対面である必要はない。

電話も基本使いません。ぷちリモートワーク期間に1回も電話使わなかった気がします。普段からも使って月1でした。電話は話すのと聞く(記憶する)のを同時にしなきゃいけないから疲れます。

機材の貸し借りが発生したときは、出社している上司にお願いしてました。物理的なものはどうしようもない。。。でもそれぐらいだったかな。

会議は電話会議

内部の進捗会議が週1回、お客さんとの進捗会議が週1回、部門内の情報共有会議が週1回、と計週3回の会議に参加してました。少ない方でしょうか。会議好きじゃないんだよね。隙あらば減らそうとしていました。

使っていたチャットツールが通話もできるツールで、上司に通話で繋いでもらって会議に参加していました。会議には九州にいる方も参加されてたので、3箇所の拠点を繋ぐ感じ。

電話会議の困る点は相手の様子が伺えないことです。情報がどうしても音声だけに限られます。今は考え中なのか、発言待ちなのか。一緒にその場にいたら当たり前のように分かるけれど、音声だけでは判断がつかない。それこそ密に音声コミュニケーションを取らないと、対面会議と全く同じようにはなりません。

私の場合は音声だけでしたが、テレビ電話にしちゃって相手の様子を見えるようにするとか、やりようはいろいろあると思います。離れて会議する、が当たり前になれば解消されていく問題かな、とも感じました。

基本的には問題なかった会議ですが、一つ失敗したことが。マイクをミュートし損ねて独り言(大きめ)が聞こえちゃう、という事件があったんですよね……。ついうっかり。まぁ私が恥ずかしいだけです。

気軽に聞けない距離感ではあるけれど

急遽会議を開きたい、とか、大したことじゃないんだけど聞きたいことがある、というときはコミュニケーションが取りづらかったかもしれません。こちらとしてはチャットあるんだからそれで聞いてもらっていいんだけど。

プロジェクトのフェーズにもよるでしょう。立ち上げ時は密にコミュニケーションを取りたいと考えるとリモートワークでは厳しい面もあるかもしれません。しかし、長年続いているプロジェクトで作業はある程度定例化されているプロジェクトでは出社する意味は感じられませんでした。家で十分です。

ぷちリモートワーク、一緒に仕事してる人はどう感じていたのだろう、と気になっていましたが、担当プロジェクトのプロジェクトマネージャーさん(別の会社の人)は「全然問題なかったですよね」と言ってくださいました。辞めるときの挨拶でも「だから在宅勤務でいいから辞めないでくれるとほんとは助かる」的なことを言われたり。

そのプロジェクトマネージャーさんが私と同じタイプ(コミュニケーションは文字派。話すの好きじゃない)だったのもあると思いますけど。ウェルスダイナミクスのプロファイルはメカニックじゃないかなぁ、と思ってました。似た者同士。

ただ、ブレイズの人に引き継ぎをしたときは「これはリモートワークでは無理かもしれん……」と思いました。ぷちリモートワーク中のメールではそんなに連絡なかったのに、いざぷちリモートワーク終わって対面となるとどんどこ出てくる質問の嵐!口頭で聞くと忘れません?それ質問票に書いてないっけ?一回説明しませんでしたっけ???答えるけど!

いや、ブレイズもあるかもしれないけど、元営業の方だから、という面もあるかもしれません。コミュニケーションの取り方が基本対面。プロジェクトマネージャーさんが似た者同士で良かったな……と感じた出来事でした。

これからどんどん当たり前になっていくであろうリモートワーク。導入するには一緒に仕事する人との相性の問題はあるのかもしれませんが、工夫次第で解決できる問題だと思います。対面でなければ価値を生み出せないのか、一度考えてみるのも良いと思います。また、普段から「対面」を減らしてみるとか。今すぐにリモートワークは無理でも、今からできることはたくさんあるはず。

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