Podcastでリモートワークについて話しました。
平成30年7月豪雨で片道2時間の新幹線通勤を余儀なくされたときに、駄々をこねて家の近くの他部署の事業所にお邪魔したときの話をしました。在宅勤務ではなく、他の事業所へ出勤してたのでぷちリモートワークです。いつもと違う環境だけど、それなりのセキュリティが担保されている環境です。
在宅勤務も提案したのですけど、断られたんですよね。理由は「セキュリティが担保できないから」でした。私が担当していたのは自社案件ではなく、請負案件でした。取引先の意向も関係してきます。そして、取引先はリモートワーク不可だったのです。「そこをどうにかするのが上の仕事でしょ〜」なんて思いながらも、言いたいことは分かるので家の近くの事業所で手を打ったのです。分かる、分かるよ〜。リモートワークって、リスクもりもりだもんね。
リモートワークをする上での壁はコミュニケーションだけではありません。当たり前ですが、セキュリティ面も対処しておかなければなりません。家で仕事をして、家族に仕事の情報が漏れないか?万が一、家族に漏れた情報がSNSなどに勝手に挙げられないか?家のネットワークから社内ネットワークに接続することはできるか?会社用パソコンを家に持ってくるとき、肌身離さず持ち歩いたか?紛失なんてしようものなら大惨事です。出張時にパソコン失くしました、な話も聞きます。リスクへの対処としては、ノートパソコン内にデータを残さないようにします。必要なときにダウンロードして、終わったらデータを消す。もちろんBitLockerで暗号化もしているけれど、万が一の紛失や盗難に備えておくのは基本ですよね。会社であれば24時間守衛さんがいるけれど、自宅はそうもいきません。建物自体のセキュリティだって低いのです。自衛するに越したことはありません。これらは当たり前なのです。
プライベート用パソコンで会社の仕事をするなんて持ってのほかです。絶対にいや。仕事内容にもよるけど、それをOKする会社はちょっと信じられないっていうか……。パソコンぐらい買ってくれよー。ベンチャーは知らないけど、ある程度の規模の会社ならパソコンぐらい買ってくれるよね…???
社外に漏れたら損害の発生する情報を扱っているなら尚更です。というか、そういうケースがほとんどだと思っているんだけど…違うのかな……。プライベートでは便利ですけど、会社の仕事でSkypeとかzoom使うのは怖いかなぁ…。内容によりますけどね。私がぷちリモートワークしていたとき、同じ会社といえど、部署が違うので情報を漏らさないように気をつけていました。同じ場所から参加するのは1人だけど、会議はもちろん会議室で。自席で会議はしないようにしてました。プロジェクトに関連する人以外に不用意に情報を漏らさない。共有する情報と共有してはいけない情報は見極めないといけません。多分会社内で決まってると思いますけど。
新型肺炎云々でリモートワーク普及が進んでいるのは良いと思いますが、セキュリティ面で問題出ないといいな、と思ってます。ただでさえ経済にも影響出るだろうにねぇ…。ま、在宅勤務を推し進める会社ならちゃんとルールも決めて周知してると思うけどね!