以下の記事を読みました。
QWERTYに夢を見るのはもうおしまいにしたい
japanese.engadget.com こういう記事についつい反応してしまう自分が居ます。 もうそろそろ目を覚ませ!と自分にいいたくなります。 「立ってQWERTYでタッチタイプは難しい」と、去年もMediumとかで私は書いているのです。
私が文字書きメインであれば同じく未だにQWERTYに夢見ていたことでしょう。
iPhoneに機種変更する前はQWERTYに夢見てSH-04Aを使っていました。スライド型のガラケーで、カシャっとQWERTYキーボードが出てくるやつです。あれは、私は普通に入力できましたが、私より手の大きい人では無理だったのでしょう。
外でさくっと漫画を描きたい
さて本題です。
「外でも(家と同じように)漫画を描く」ことに憧れ、母艦をMacbook AirからVAIO Z Canvasに乗り換え、iPad Proを購入し、MobileStudio Proに心奪われつつもraytrektabを購入しています。節操がないな…。
コワーキングスペースやカフェでがっつりノマドをするときはノートパソコン、VAIO Z Canvasを持っていけばいいのです。それがメインの目的ならば。
ただ、「漫画」というものは描くのに時間がかかります。同じを絵を何度も描かないといけないし、色塗りなんかも地味に時間がかかります。それらを全て家で作業しようとすると時間確保がなかなかに大変です。
せめてこれだけは、とプロットやネームを描く作業を会社のお昼休みに当てながら「残業を減らし定時で帰る仕事術」は描き上げました。
しかし漫画を描く作業も後半になってくると、ペン入れしたり色を塗ったりパソコンが前提の作業ばかりになってきます。その工程をスキマ時間、通勤時間や会社のお昼休みに当てられないかな~、当てられたら原稿進むんじゃないかな~!なんて夢を見続けているのが現在です。
こういう文言にだまされてはいけないというか、別にいいんですが、幻想を抱いてはならないのです。
こういうガジェットで「サクッと仕事」はできないということを悟らなければいけない。
本当にこれです。raytrektab自身がそうなのですが、「さくっ」と漫画は描けないのです。なんせメモリが4GBです。せめて8GBは欲しい。もっと言えば母艦(VAIO Z Canvas)と同じ16GBは欲しい。(raytrektabは基本的に動作が遅いです)
あちこちで取り出しやすいということは、本体が小さく、ふつうそうなると処理速度は低下するし、キーピッチも狭くなるため、「さくっ」とは仕事ができなくなるのです。
何かのついでに持っていくとなると、本体は小さい方がいい。しかし処理速度とトレードオフです。メモリ16GBなんて夢のまた夢です。母艦と同じようには描けないのです。
ついでに持ち歩く端末では「さくっ」と漫画は描けない。
スキマ時間でちょっとでも原稿進めたい、と思うものの、そもそも電車は揺れるので色を塗るのさえ一苦労です。山陽本線めっちゃ揺れる。下描きすらできない。ペン入れなんてもってのほか。スマホゲームはできるのに!
とまぁ、raytrektabは「さくっ」とは描けませんが、「普通に」漫画は描けます。ちょっと色々我慢すれば「普通に」は描けます。この大きさの端末で「普通に」描けること自体は素晴らしいし、会社のお昼休みに下描き描けているし、買って良かったとは思っていますが、「外でさくっと漫画を描く」のはやはり難しいのです。
それでも”誰々がiPad Proだけで本のイラスト(挿絵)を描きあげた“、なんて話を聞くと、「チャレンジしてみようかな…!」と思ってしまうあたりまだまだ夢見ているんだろうな、と思います。
Posted from SLPRO X for iPhone.