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勤務日数が減ると雑務の仕事しかない。週3日勤務には信頼が必要?

ポッドキャストで「週3日勤務かつ給料がいいお仕事がいいけど、なかなかないね!」という話をしました。

これはね、仕方ない部分もあると思うのです。

組み込み系のソフトウェア開発の話ですが、人月という単位で見積もりをしていました。開発には何人必要で何ヶ月かかる、という単位です。

あるソフトウェアを開発するには何人月必要で、期間はこれぐらいだから、何人アサインする必要があって、人がどうしても足りない分は稼働を上げて対応するしかなくて、、、という感じです。


この「人月」で考えると、会社としては1人月分(もしくはそれ以上)の仕事があるけど、人が足りない。こうなると週3日勤務は無理なのです。週3日勤務で働く人がこなせる仕事は単純に考えれば0.6人月です。週3日を貫き通す場合、周りの人が稼働を上げるかもう一人雇う必要が出てきます。しかし、週3日勤務×二人を雇うよりは週5日勤務×一人雇う方がコストは低いのです。きちっと計算してないけど、多分ね。しかも二人雇うとそれだけ教育も必要になります。「教育」だなんてしっかりしたものでなくても、仕事や会社のルールを覚えてもらったりそれなりの初期コストは発生します。そりゃフルタイム一人がいいよね!

なので、勤務日数を減らして働く仕事には雑務や接客などアルバイトで十分な仕事が多いのだと思います。

誰かがしないといけないとけど、そこまで急ぎではなくて、ちょっと遅れても問題なくて、割と融通が効く仕事。責任感のない仕事。おそらく、今後ITが普及したり仕組みが変わることでなくなる仕事。スキルアップにはちっとも繋がらない仕事。お金のためには仕方ないけど、やりたくはないなぁ。

自分が今持っているスキルを活かして働こうと思ったとき、そこにはフルタイムの仕事が大半です。スキルが必要とされて、ある程度責任のある仕事はフルタイムでいてもらわないと困る。それも分からなくはないけど、それは思考停止ではないかと思うのです。本当に1人月必要なのか。0.6人月でも十分ではないのか。でも、職務履歴書を見て面接を1回しただけの人を信頼しろ、というのも無理な話です。分かる、分かるよ。だからこそ私の週3日勤務化はすんなり上手くいったのでしょう。正社員として6年間働いた会社で、信頼関係が築けていたからこそ。

しかし、今後そのままで人手の足りない会社は人手を確保できるのでしょうか。誰も入らないよりは週3日勤務が一人いた方が断然良いでしょう。人を入れるではなく、業務効率化により仕事を減らすのもありでしょう。でも、業務効率化をするのもコストがかかるのです。今職場にいる人に任すのもいいけれど、ただでさえ人手が足りない中そんなことを押しつけてしまっては今いる人が辞めることに繋がるかもしれません。それよりは外注を考えるのがスマートだと思うんですけど。時短勤務の会社、増えないねぇ。

まぁ人の心配するより自分の心配した方がいいんですけど!お仕事どうしよっかなー!

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